皆さんの中にも、なかなか学習効率が上がらなくて悩んでいる人は多いことでしょう。その一方周りを見渡せば、いつ勉強しているのか、というほど多くのことを学び、成果を上げている人がいます。
その理由はなんでしょうか?
いろいろと原因はあるでしょうが、その一つがその人の持つ得意を活かした学習スタイルで勉強している、ということです。得意であれば、効率はもちろん、楽しく勉強できますので、集中し長時間継続することも可能です。
この記事では、アメリカの研究機関の報告をもとにどのような学習スタイルがあるかについて報告してみます。

まず学習とは一連の新しいスキルを自分の中に取り込み、十分咀嚼した後に、それを行動に適用して、自分の人生に前向きな変化をもたらすことです。
学習という一種の時間投資は、現在の時間を元手に、将来の質の高い時間を買っていることになりますので、効率の良い学習は、時間に関する利益を上げているとも言えるでしょう。勉強している人がどんどん時間に余裕ができるのはそういうことなのだと思います。
すべての時間に関する投資の中で、学習はあなたの世界を拡大し、これまでにないことを実行するための知識とスキルを提供し、今やっていることでより効果的になるのを助けるので、あなたができる最高の価値の1つです 。
ですがその分、効率的な勉強は非常に重要になってきます。
7つの学習スタイル
アメリカの学習に関する研究機関によって、以下の7つの学習スタイルがあることが報告されています。
視覚重視型
聴覚重視型
言語重視型
感覚・実践重視型
論理思考重視型
集団学習重視型
一人学習重視型
以下にそれぞれの学習タイプについて解説します。
視覚重視型
視覚重視型の人は、画像、写真、色、およびマップを使用した情報のインプット/アウトプットが得意です。図や写真、動画をうまく利用することによって学習効率を大幅に上げることができます。
目的、計画、結果を視覚化して学習するのが得意です。
空間認知と高い方向感覚を持ち、地図の使用が得意です。
チャート、グラフ、色、物事の図解表現の使用を好みます。
聴覚重視型
聴覚重視型の人は音や音楽を使ったインプット/アウトプットを得意とします。ピッチとリズムの感覚を利用し、学習効率を上げましょう。
音感に優れ、音楽に強いです。
特定の音楽/サウンドにより感情が呼び起こされます。
さまざまな音や楽器を簡単に識別できます。
言語重視型
言語重視型は、文字からの情報を自分のものにするのが得意です。また、言語を用いる方法であれば、文章でも口頭でも自分を表現が楽です。
本や記事などを読んで情報を楽しみます。
文章によるコミュニケーションが本当に得意です。
自分や他人のフレーズやスピーチに敏感で、魅力的な単語や文章の本質を感じ取れます。
感覚・実践重視型
感覚・実践重視型は、身体的な感覚を使用し、周囲の世界について学習する能力が高いです。自分の身体的感覚を利用したり、体を動かすことで学習効率を上げます。また頭で考えるよりも、早い段階で実践を積むことで学習が早く進むことでしょう。
実際に触ってみたりと動かしてみたりという実践を通して、世界を理解するのが得意です。
ダンスやジェスチャーなど、肉体的なアクションを求める傾向があります。
学習する際、「実践」することを好む。
人、場所、物事と密接に対話することを好みます。
論理思考重視型
論理的思考重視型は、論理的思考や数学的推論を用いたインプット/アウトプットが得意です。
パターンを簡単に認識でき、一見意味のないコンテンツ間のつながりも認識できます。
これにより、情報を分類またはグループ化して、学習または理解に役立てることもできます。
抽象的な認識力が強く、パターンと関連づけを簡単に行えます。
体系的な方法により、段階的に物事を進めることが得意です。
戦略、計画、シミュレーションによる学習が大好きです。
集団学習重視型
集団学習重視型は、周りの人とコミュニケーションをとりながらのインプット/アウトプットが得意です。
周囲の人はあなたの言うことを聞いたり、あなたのところに助言を求めたりします。あなたは彼らの動機、感情、気分に敏感で、それらを察する能力があります。
グループの運営に深く関与し、人とのコミュニケーションを楽しみます。
交流の多い人々のグループで最も活躍します。
チームでの活動や互いに協力しあう活動を楽しみながら学習しましょう。
一人学習重視型
一人学習重視型は、人よりも自分の内面にフォーカスしており、内省的で自立しています。
自分の考えや感情を現在のトピックに集中させて、集中することができます。
あなたは自分の考えを認識しており、自分の考えや感じ方を分析することができます。
一人の静かな環境で、問題に集中すると効果を発揮します。
自己分析と観察が得意で、時間をかけて熟考し、十分検討を重ねます
思想家としての才能があり、目標と目的を達成するために独自のインプット/アウトプットをすることを好みます。
自分はどの学習タイプか
以下のサイトの70問の質問に答えることで自分に最適の学習タイプを知ることができます。
この結果のトップの学習タイプをベースに、上位3位ぐらいまでのタイプを組み合わせると効率の良い学習が可能になることでしょう。
さらにそれぞれの学習スタイルに応じた方法については今後具体的にレポートしていく要諦です。
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