問題やリスクに対処する際、2つのタイプが存在します。
1つ目のタイプはリアクティブタイプ(反応型)です。危機が起こってから行動を起こす人たちです。そのため、ストレスを感じることが多いのです。
このタイプの人たちは、どのように行動するのでしょう。
例えば、あなたの会社の上司が反応型だとしたら、カスタマーエクスペリエンス(顧客が企業の製品・サービスを利用した際に感じる心理的・感覚的な価値観)には無関心で、お客様からのクレームが来るまでは危機感を持つことは無いでしょう。そして、お客様からの苦情が来てもその場しのぎの応急処置をすることでしょう。
つまり、根本的な問題を解決しようとしないのです。
そして、そのうち問題はエスカレートし、応急処置では解決することができないほど深刻な状況になってしまうのです。
プロアクティブの大切さ
大きな問題やリスクを回避するための唯一の方法は、プロアクティブであることです。
プロアクティブな人は、常に一歩先のことを考え、たてえ物事がうまくいっているときでも改善を行います。大きな問題が起こるのを待つようなことはありません。一人のお客様からの何気ない苦情など、小さなトラブルの兆候にも反応します。さらに大きなリスクを防ぐためにお客様からのフィードバックをうまく活用するのです。
もし、あなたが組織の中で実績を出すリーダーになりたいと思うのなら・・・
子供にとってより良い親になりたいと思っているなら・・・
あるいは、人生のさまざまな課題に対処できるようになりたいなら・・・
もっとプロアクティブになるように努力すべきです。
問題は、どうすればプロアクティブになれるのか、ということです。
プロアクティブになるためには
もしあなたが、周囲に影響されるのではなく、むしろ影響を与えたいと考えているのならば、次のような方法をお勧めします。
まず初めに、プロアクティブな行動の要素として、長期的な思考が上げられます。たとえ難しくても、頑張ってやってみましょう。1年後、2年後、あるいはそれ以上先の人生を考えてみるのです。
自分自身に問いかけてみてください。私はどこにいたいのか?何を達成したいのか?
そして、その目標を逆算して、達成するために取るべきステップを考えます。そして、その考えに基づいて行動する。それがプロアクティブであることの本質的な意味です。要するに、計画と実行です。
2つ目は、他人の視点を受け入れることです。信頼できる人の意見に耳を傾けることで、どんな問題でも、様々な角度から見ることができるようになります。それだけではなく、より深く見ることもできます。そして、潜在的に起こり得る結果を見極め、将来の問題を防ぐことができるようになります。ここでも、予測に基づいた行動が必要になります。
それが "プロアクティブ "ということです。
先を見越して計画を立て、さらには問題が起こる前に行動するようになれば、ストレスの少ない生活を送ることができるようになるでしょう。同時に結果もより良いものになるに違いありません。
プロアクティに行動する、これを一貫して続けることができれば、問題やリスクにうまく対処でき、成功へ一歩も二歩も近づくことができるでしょう。
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